【パターン別で確認】派遣の登録に必要なものとは? 【現役派遣営業が解説する】
派遣登録は以前は来社の登録会に参加必須でしたが、
最近ではインターネットの普及でWEB上での登録が可能になりました。
また、改正労働者派遣法で、学生や60歳以上の方などその他を除き、日雇い派遣(30日以内の短期派遣)が原則禁止になっているのが現状で、
一重に派遣登録といっても様々なパターンがあります。
この記事では
「派遣登録に一般的に必要なものはなに?」
「当日の持ち物が不安だ」
「顔付の身分証がない場合はどうすればいいのか」
「結局、自分のケースの場合は持ち物は何をもっていけばいいのだろう?」
そんな声にお応えできるようにパターン別で記事を作成しました。
この記事を読むことで、あなたが派遣登録時に必要なものが理解でき、
不安なく派遣登録に臨むことが出来るかと思います。
✔記事の信頼性:私は大手の派遣会社で現役の営業マンをしているので、
派遣会社の実情を理解しています。自社はもちろん各社調査してまとめました。
目次
【パターン別で確認】派遣の登録に必要なものとは? 【現役派遣営業が解説する】
派遣の登録に必要なものは派遣会社によっても、登録方法や派遣期間によって異なります。
いくつかパターンがあるのですが、大きく下記のパターンに分けられます。
1.来社登録するパターン
2.WEB登録で完了するパターン(WEBへアップロード)
3.例外編①日雇い派遣の登録のパターン
4.例外編②外国籍の方
上記のパターンで持ち物を解説します。
1.来社登録するパターン
✔登録会時から絶対に必要なもの
- 本人確認書類(身分証明書)
- 職務経歴
- 筆記用具
✔後からの提出が必須になる
- 銀行口座番号(仕事始まるまでに)
✔派遣会社によって必須
- 証明写真 (無しでいい会社もある)
- 印鑑 (シャチハタ不可・認印OK)
※その他、医療系の資格を活かしたい方のみ資格証明書が必須
それ以外の資格では書面の確認はありません。
2.WEB上の登録で完了するパターン(WEBへアップロード)
- 本人確認書類(身分証明書)の写真データ
- 本人だと証明できる写真データ
- 職務経歴の登録作業
例外編①日雇い派遣の登録のパターン
WEB登録・来社登録のパターンで必要な持ち物に加えて、下記の内1点必要
- 源泉徴収票
- 学生証等
- 住民票
- 健康保険証
- その他公的書類
- 納税証明書
4.例外編②外国籍の方
就労資格が証明できるものを用意してください。
現在の派遣会社だとどの会社も対面での確認が必須で、WEB登録が不可です。
それぞれ必要なものにおいて注意ポイント
顔写真がない本人確認書類(身分証明書)の場合はどうするの?→2点用意がGOOD
派遣会社は企業から仕事もらい登録しているスタッフを送ります。万が一トラブルになる可能性があるので、しっかり身元を特定しておく必要があるため、本人であることを確認する必要があります。赤の他人にふりをして登録できる仕組みだと犯罪が起きる可能性があるので、危険ですよね。
下記のように顔写真がある場合は1点でOK
・マイナンバーカード
・運転免許証
・運転経歴証明書
・パスポート
・写真付住民基本台帳カード
・障害者手帳
・在留カード
・特別永住者証明書
顔写真がない場合は下記のようなものから2点必要な場合が多いので注意
・保険証
・年金手帳
・児童扶養手当証書
・特別児童扶養手当証書
・健康保険日雇特例保険者手帳
・(写真なし)住民基本台帳カード
・住民票の写し
・住民票記載事項証明書
・印鑑登録証明書
・自治体発行の公共料金領収書等
履歴書・職務経歴書を用意するべき理由は?
履歴書・職務経歴書は実際に提出するわけではないでいので、事前に提出を求められていない場合にはメモ書き等でも問題ないです。
ただ仕事を紹介するための判断材料なので、登録において派遣会社への伝達は必須ですし、仕事の紹介を受けるためには正しく伝達する必要があるので、用意しておくに越したことはないです。
登録会では派遣会社の方と経歴の確認を行います。
その際にスムーズに確認が行えるよう用意しておいた方が時間短縮もできて良いですね。
また最近だとWEB上で事前登録しておくこともできるので、時間がある方は登録会の前に登録を済ませましょう。
銀行口座番号について
キャッシュカードや通帳があれば間違いないです。大体の派遣会社は登録完了後にできるマイページから追加登録できるので、後からの用意でもOKですが、最終的に仕事について仕事することになったら振込先の指定する必要があるので、早めに用意しましょう。
WEB登録時の写真データは何に使うのか?
・UPロードされた身分証と登録している方が同一人物かを判断するため
・派遣会社のデータベースに登録するため
の2点です。営業マンは案件とマッチするか人物像も見るので、オフィスカジュアルなどしっかりとした清潔感ある格好で取りましょう。
※まれにプリクラなどをのせている方もおり、登録はできますが、非常識な方だと判断される可能性もあります。
日雇い派遣の場合+αの書類はなぜ必要?必須ですか?
結論から言うと法律の規制があるため、書類を用意しなければ日雇い派遣の仕事にはつけません。
平成24年10月1日施工の改正労働者派遣法で、例外を除いて日雇派遣が原則禁止になったため、その例外に当たることを証明しなければ日雇い派遣はできないのです。
✔原則禁止の例外にあたる方とその証明方法は?
・60歳以上の方
→身分証明書でOK
・雇用保険の適用を受けない学生
→学生証でOK
・年収500万円以上の方で副業として日雇派遣に従事する方
→所得証明書・源泉徴収票の写し等
・世帯年収の額が500万円以上の主たる生計者以外の方
→配偶者の所得証明書・源泉徴収票の写し等
外国籍の方の在留資格が必須な理由は?
在留資格には種類があり、特殊な仕事に制限があるものがあります。
派遣会社は特性として事務などの一般的な仕事が多いので、
制限がある方に働き口を提供するのが難しい場合があるため、
制限のない方々のみ登録を受け入れていることが多いです。
下記に当たる方々は制限がなく仕事に就くことができるので、
・永住者
・特別永住者
・定住者
・日本人の配偶者
・永住者の配偶者
確認するために証明書の提出を依頼するのです。
まとめ
・登録には本人確認と職務経歴の確認が必ず必要になる
・いずれ口座番号が必要になる
・日雇い派遣や外国籍の方で登録を希望する場合は別途書類が必要