派遣の職場見学って落ちるの?よくある原因と対策【派遣会社営業が解説】
この記事は、
「派遣に登録して職場見学まで行ったものの落ちてしまった・・・」
という方 向けに書いてきます。
具体的には下記についてお伝えしていきます。
「派遣の職場見学ってそもそも落ちるの?」
「職場見学で落とすのは違法じゃないの?」
「面接と何が違うの?」
「落ちる確率はどれくらい?」
「派遣で落ちてしまう原因を知りたい」
「対策をしたい」
「とにかく早く採用されて就職したい」
上記のような疑問にお答えします。
✔️記事の信頼性
私は2022年5月27日現在、私は現役で大手派遣会社で営業をしており、現在は8年目です。派遣での転職成約実績は800人となりました。月間で25〜50名ほどの派遣スタッフを職場見学へ連れて行っており実体験を元に情報をお伝えしていきます。
目次
派遣の職場見学ってそもそも落ちるの?
結論からお伝えすると職場見学はそもそも落ちるものです。
理由は2つあります。
- 仕事の遂行能力が問題ないか判断されているから
- 複数の派遣社員で1つのポジションを奪い合っているから
職場見学について目的や流れがしっかりと理解できていない方は、下記の記事を読んでおくと良いかもしれません。
職場見学で落とすのは違法面接じゃないの?
派遣で面接は禁止されていますが、職場見学は面接ではないとされています。
そのため職場見学で落とされたとしてもそれが違法にはなったことはありません。
派遣の職場見学が違法にならない理由
端的に言えば
「実質的には選考に近い事をしているが、違法行為にならないように運営している」というのがリアルです。
シンプルな構造で、「違法として定められていること=特定行為をしないように運営している」ということです。
職場見学で違法とされている特定行為とは??
派遣法で定められている禁止行為は特定行為と言い下記の行為です。
【派遣労働者を特定する(選考する)事を目的とした行為(以後、特定行為という)】
派遣法で第27条の2項に定められています。
具体的には職場見学の場で派遣先が派遣スタッフに対して下記のような質問は特定行為にあたるとされています。
- 個人情報についての質問
- 職務の遂行能力とは関係のない質問
具体的な例として特定行為になる質問とそうでない質問には下記のようなものがあります。
▼職務とは直接関係がない質問(違法)
- 志望動機
- 自己アピール
▼職場遂行に直接関係のある質問(違法ではない)
- Excelの関数が組めるか
- 経理の実務経験があるか
上記以外でも、加えて複数の人材を比較検討することも「この人がいい」と特定している行為にあたるので違法です。
職場見学を受ける人が複数人いるのに違法面接とならないのはなぜ?
結論から言うと、
「選んでいるのは人ではなく派遣会社」という形をとっているからです。
- 人を面接して選考する→違法
- どの派遣会社が良いか選ぶ→違法ではない
という構造です。
実はほとんどのケースで複数の派遣会社が競合しています。
ただし各派遣会社は選考とならないように1名のポジションには必ず1名しか紹介しません。
一方で派遣先側は複数の派遣会社へ依頼することはNGとされていません。
1名のポジションなのに複数の派遣会社に依頼をかけることは派遣法で禁じられていないのです。すると、各派遣会社から1名ずつ派遣スタッフが紹介されて来ますね。
となると派遣先はその中で、「派遣会社を選ぶ」ということができてしまいます。
1社から5人紹介してもらい派遣先が人を選考する場合は違法行為になるけど、5社から1人ずつ紹介してもらい派遣会社を選ぶ場合は特定行為に当たらないということになります。(法律意味あるのか・・・と呆れますが・・・)
そのため不採用としても面接を行ったとみなされず違法にはあたりません。
1社独占の職場見学で落ちたけど面接にならないの?
職場見学は、仕事内容の確認と派遣スタッフ本人が、オフィスを見学して職務遂行が可能かどうか判断する場として行いますが、ここ自体には違法行為はありません。
最終的に職場見学で落ちてしまった場合も、
「派遣元が契約を取れなかったので結果として、派遣スタッフに仕事をお願いできなかった」という構造になるため違法行為には当たらない、というわけです。
職場見学に落ちる時に連絡は来る?
職場見学に落ちた場合も、採用になった場合も派遣元から必ず連絡があります。
職場見学の当日にわかる場合もあれば、競合他がいる場合は長くて1〜2週間待たされる場合もあります。
これ以上待てない!!と言う場合には一度派遣元の営業の進捗を確認することをお勧めします。
職場見学に落ちるサインはある?
こうだと必ず落ちる・・・みたいなサインはないですが、よくあるケースは下記の2つです。
・①職場見学後回答に時間がかかっている
・②職場見学での派遣先からの質問が少なかった
職場見学後の回答に時間がかかっている時裏で何が起きているか
誤解がないようにしたいのが、職場見学後に仮に時間がかかっていたとしても最終的に採用になることは結構あります!なので回答が遅い=落ちたと思う必要はありません。
回答に時間がかかるのは下記の2つです。
・複数の派遣会社の派遣スタッフと職場見学をおこなっているから
・決済に時間がかかっているから
複数社いても感触が良ければお仕事は決まりますが、単純な確率論で2社で職場見学しているのと、6社で職場見学しているのとだといくら優秀な方でも確率は低くなります。
職場見学での派遣先からの質問が少なかった場合
派遣先からの質問がない場合は、
・あなたがベストマッチで特に質問がない
・採用意欲が薄い
・自分から質問できる人材なのか試したい
の3つです。
職歴が少なく、説明もわかりやすい方は何の疑いもないので、質問なく終わることもありますがレアケースです。
採用のハードルに乗っていないので、特に質問することもないのか、自主的に質問ができる人材なのか試したいのどちらかなので、見学中にあまり自分から質問できなかったので、すぐに見学終わってしまったという方は落ちる可能性が高いです。
職場見学に落ちる確率は50~80%程度(受かる確率は20〜50%)
職場見学は大抵の場合競合がいます。
2〜5社の派遣会社で競合になりますが、派遣法により1ポジションにつき1名ずつしか紹介できないため、単純な確率で20%〜50%は通過になります。なります。裏を返せば落ちる確率は50~80%となります。
半分は落ちると聞くとものすごく落ちる気がしますが採用率はかなり高いです。
正社員の場合の採用は紹介人数に規制が無く、競合が10人以上いることが多く、合格率は10%程度と言われているのでそれ20%〜50%採用されるのはかなり確率が高いと思います。
面接と違って職場の場合は、質問が限られており対策する幅も少ないので内定をもらいやすいです。
職場見学と面接の違いについては下記の記事で解説しているのでよかったらどうぞ。
派遣の職場見学で落ちる原因と対策を徹底解説
まず職場見学で落ちてしまう主な原因には下記があります。
▼活躍できなさそう
- 経験×PCスキル×人物スキルの不足
▼継続してくれなさそう
- 職歴が短いので辞めてしまいそう
- スキルが高すぎて辞めてしまいそう
▼競合が強すぎた
- 単によりいい人がいたため
順番に対策を解説していきます。
活躍出来なさそうと感じさせないための対策
仕事ができるかどうかの判断基準は基本下記の3つの掛け算で判断されています。
- 経験
- PCスキル
- 人物スキル
このうちのいずれか、もしくは全てが足りない場合は活躍してくれなさそうだと感じさせてしまいます。
よくある失敗例としては、
- 単に経験を述べただけで何ができるのかがわかりづらかった
- スキルがあるのに謙遜・自信が無さそう
- 経歴説明が長い・わかりづらい
などがあります。
活躍出来そうと思わせるための説明の仕方には下記があります。
①具体的に何ができるのかを話す
大切なのはスキルがあることや、経験があることよりも、最終的に仕事が完了することです。
具体的な経験の話しをした上で、何ができるのかを話しましょう。
「○○を経験しました。」だけだと、残念ながらお任せした時に本当に職務遂行ができるのかがわかりません。
「○○を経験していたので貴社のお仕事もできます」とお伝えするのが理想系です。
何ができるかを話す時の例
例えば募集されているのが経理のお仕事だとしましょう。仕事の具体的な内容としては下記だったとします。
■仕事内容
伝票入力(1日15〜20件)/電話応対/経費精算/社員とのやりとり等(経費申請についての差し戻しや社員との確認作業)
■仕事の特徴
同業務なしの1名のポジション
Aさんは直近経理事務の経験があり簿記の資格も保有しています。
Bさんは営業事務の経験がなく資格を勉強中の方です。
もちろん職場見学の前は、Aさんの資格や経験値に期待をして職場見学を実施するわけですが、実際に活躍してくれるかどうかはコミュニケーションを含めた判断となります。
Aさんの説明
「私は直近で経理の経験を積みました。伝票の入力と電話対応を主にしていました」
もしAの説明が上記だけならば派遣先としては、「もっと内容詳しく聞きたいのに聞きたい事を説明してくれないな」
と思います。
それと同時に説明の乏しさついでにコミュニケーションが心配にもなります。
「経験とスキルはあるけど社員とのコミュニケーションは大丈夫かな、、、」
「1名のポジションだけど自立してくれるかな」
一方でBさんの説明
「直近は営業事務の経験をしており、メインは営業とのコミュニケーションをしていたので差し戻しの際調整は問題なくできるかと思います。経理の経験はないのですが、資格を勉強中なので経費精算や仕訳まででしたらすぐに覚えて対応できるように頑張ります。また1名のポジションで働いていましたので聞きながら対応していく環境には慣れています。よろしくお願いします」
Bさんのように何ができるかを意識して話をすると安心感を持ってもらえると思います。
②PCスキルを謙遜しないで事実を伝える
よくあるのがPCスキルについて謙遜したり不安になって保険をかけてしまうケースです。
はっきりと伝えるのがベストなので、自信がない場合には
「Googleで調べながらでできます。」
とか
「昔こういう風にスキルを使っていたので、やりながらであれば思い出します。」
など、どうしたらできるのかを話すと良いです。エクセルについては調べればコピペでなんでもできる時代なので教えてもらうスタンスはなるべく卒業しましょう。
スキルを謙遜せずに伝えた方がいい根拠
私が以前、職場見学に連れていった田中さんさんは、とても高いスキルがあり、エクセルのマクロまで使える方でした。
対して派遣先が求めるスキルはVLOOKなどの中級レベルで、田中さんにとっては
比較的余裕な業務でした。
実際事前打ち合わせの時は、田中さんは
「まったく問題ないです」と言い切っていたのですが、職場見学時の「VLOOKなどのスキルは駆使できますか?」という質問に、
自信が無くなったのか、、、「精いっぱい頑ります」という回答だったのです。
腰が低い姿勢は良いのですが、クライアントからは不採用の連絡でした。
理由は
「スキルは持っているけど安心感をもって任せられる人がいい」
ということで他社に決まりました。
スキルがあるのにとても勿体ないパターンですね。
上記の例の場合は、マクロって書いてあるけど使えないのかな?と思われてしまうので、自信がないのであれば過去に
「過去行った会社ではこのような分析にこういうスキルを使ってたんですが大丈夫ですか」
などと質問をした上で、
「経験はあるのでGoogleで少し調べれば組めます。」
ように説明すると安心感を持ってもらえます。
謙遜しすぎてスキルがないと思われてしまうのはとてももったいないので、特に注意しましょう。
③経験やスキルが足りない時はポータブルスキルを話す
ポータブルスキルとは持ち運び可能なスキルを指します。
- 論理的な思考力
- わからない時に自分で調べる
- 言われなくても自分で考えて行動する
- 業務外でも足りないことを勉強して補う
など、仕事のスタンスに近い部分です。実は採用において一番重要視されているのはこの部分なのでスキルや経験が足りていなくてもポータブルスキルが高い人は採用される可能性が高くなるので当てはまる人はアピールしてみましょう。
継続出来なさそうと思わせないための対策
まずは人事が見ていることをお伝えしますとこんな感じです。
- 職歴が短い人:飽きやすい。合わないことがあったらやめてしまいそう。
- スキルが高すぎる人:物足りなくて辞めてしまいそう。雑務などはやってくれ無さそう。
職歴が短くて辞めてしまいそうと思われないための対策【ストーリーを作ること】
ストーリー作るのはどう言うことかというと、
過去の退職理由を考えて矛盾しないようにすると言うことです。
「過去こう言う理由でそれぞれ転職してきたけれど、今回転職することですべて解決できるので長く続けることができる」と言う事を理由をつけて説明ができるようにします。
ストーリー作りの具体例
例えばスキルアップのために一般的事務を辞めて経理に応募する場合を例にします。
▼理由が曖昧で説得力なし
元々営業を1年やっていましたが、色々な職種に挑戦したいと思い事務職に挑戦しました。
その後半年でさらにスキルアップのために経理職に挑戦したいと思って今回は応募しました。
決して悪くはないのですが、人事としては「色々な職種に挑戦したい」と言う部分が気になるんですよね。
なぜならばまた経理を半年やった後にスキルアップで今度は営業事務をやりたいというかもしれないから。
▼理由が明確で説得力あり
元々営業を1年やっていましたが、数字が好きで営業よりも経理が向いていると思いました。経理職にスキルアップをするために簿記の資格を勉強したかったのですが営業だと勉強時間を確保できなかったため、まずは残業が少なかった一般事務は転職し、半年間で簿記を取得できたのでさらなるスキルアップのために経理に転職をしました。
この人の場合は
営業 1年
一般事務 半年
と1つ1つの期間は短いけれども、
しっかりと考えていて説明も納得しやすいものなので今回経理事務になったら念願叶って長く続けてくれるだろうと期待できませんか?
スキルが高すぎて辞めてしまうだろうと思わせないための対策
この対策は2つあります。
- ①そもそも使うスキルや経験以外隠す
- ②キャリアダウンしてまでその仕事を選ぶ理由を伝える
そもそも使うスキルや経験以外隠す
スキルや経験値が高すぎてそれを活かすために辞めてしまうだろうと思われることを業界ではオーバースペックと呼んでいます。
過去に管理職やリーダーの経験がある人が自分の優秀さをアピールするために言ってしまうのですがプレイヤー業務で有れば管理経験は不要なので管理職の経験をアピールすることに意味はありません。
「扱いづらいな・・・」
「素直にやってくれるかな」
と思われるのが関の山です。
使うスキルだけ話しましょう。
能ある鷹は爪を隠すと同じですね。
なぜその仕事を選ぶのか理由を伝える
本人はキャリアダウンしているつもりがなくても、相手からすればスキル活かしきれず退職したいという人はたくさんいるので警戒されています。
なのでなぜその仕事を選んでいるのかをしっかりと説明して納得させることをお勧めします。
例えば経理の仕事なのにも関わらず、TOEIC900点の人が来た場合、人事は英語を使った仕事がしたくなるのではないか?
と必ず思います。
なのでそこを潰した上でなぜこの仕事に応募したのかを伝えるとGOODです。
本音かどうかは別として、
「英語は友達がいて会話をするために趣味で勉強してきたけど仕事にする気がない」
「数字が好きで経理に昔から志望したかった」
などです。
単に競合が強いだけの場合の対策
職場見学であってみた結果何人か良い人がいたけど1番マッチングの合う人が採用になった。と言うパターン。実はこれが1番多いです。
そもそも単なる比較負けなので別の仕事にトライしていけば普通にお仕事は決まってい来ますが、強いて言うならば考えられる原因は 2つです。
- 職場見学時の伝え方の工夫が足りなかった
- そもそもの仕事の選び方が悪かった
です。
具体例で言うと、
事務経験と電話応対の経験さえあれば挑戦できる営業事務のポジションがあったとします。
Aさんは事務経験と電話応対の経験あり
Bさんは営業事務の経験があり同じような仕事の経験があった。
Aさんは人柄も経験も問題がなくて採用のハードルに乗っていますが、
Bさんの方がやり仕事にマッチしていたというパターンです。
こういう場合はスキルが足りないわけではないので明確に「これ」と言う改善策はありませんが3つできることはあります。
①業界経験や同職種の経験が無い場合は他でアピールする
自分が経験したことのない業界や、職種に挑戦する場合、応募条件を満たしていても経験のある競合に遭遇する可能性があります。
そう言った場合、経験やスキルで勝負するのは難しいので業務に対しての取り組み方や、覚えの速さ、営業事務に取り組んで行きたいと思う理由などがあればアピールしていきましょう。
経験やスキルが高いから必ず採用になるわけではなくちゃんと意志を持って頑張ってくれそうと判断されればスキルよりも人柄を取って採用になることもあります。
②連続で落ちているなら仕事選びの基準を見直す
応募条件には当てはまるけど、自分のスキルや経験とは畑違いな仕事に応募する場合はこのパターンになりやすいです。
好立地、高時給、大手、綺麗なオフィスなど優良な条件が重なっている求人ばかり狙っていると、競合がたくさん集まって来て採用されづらくなるので、連続して落ち続けているようであれば何かしら妥協できる点を持って仕事の選び方を変えていくと改善できるかもしれません。
特に未経験の方が事務職に挑戦する場合はこうなりやすいです。あなたがダメなのではなく、強い競合がいる仕事ばかりに応募してしまっているのです。
競合が大幅に減る求人の選び方としては、
- 時給が高いけど残業がある仕事を選ぶ
- 立地がいいけどシフトの仕事を選ぶ
- 大手だけど駅から遠い企業を選ぶ
などです。自分が妥協できる点・できない点を整理して長い目線で考えてみましょう。
③専門的な事務スキルを付ける
即効性はないですが転職がうまく行かない時は、今後のキャリアを見直すいい機会にもなります。今まで説明を見た方ならお分かりかと思いますが競合に勝つための武器がないと転職はうまくいきません。
そのためにキャリア(経歴)をつけていきます。
その場その場で仕事をしていくと、武器がない状態で戦わなければなりません。
武器がない状態で10年後、若さや吸収力がある次世代の若者と戦うとなると負けてしまうのも当たり前なので長期的な視野を持ってキャリアプランを計画的に見直しましょう。
【番外編】年齢が理由で職場見学に落ちることはある?
結論、年齢で落ちることはありますが、直接の原因ではありません。
職場見学に行けている時点で年齢のハードルはクリアしているからです。
年齢が起因して
「活躍してくれなさそう」
「継続してくれなさそう」
などのマッチ度合いを見られています。
よくある企業の偏見としては下記があります。
- 上司が年下だから嫌なのではないか
- 指示に従ってもらえない
- 柔軟性がない
- 若い人に比べて覚えが遅い
上記は全て偏見ではあるものの、それぞれの人事に聞いてみると採用してみて実際に起こったことが原因でトラウマみたいなものです。
例えば経験が豊富なことはいいことなのですが、「派遣先のルールやスタイルが効率が悪く前の会社の方が良かった」というような文句を言う方がいたり、ITツール(グラウド)を使って欲しいのにエクセルがやりやすいからと覚えてくれない。新しいシステムやオンラインツールの操作がわからないなど。
ががよく聞く話です。
逆にこれらを否定できる材料やアピールできるポイントがあると年齢関係なく採用に至りやすくなります。
- 前の職場の上司も20歳年下だった
- ITツールは日頃から積極的に利用し、勉強している
- どこの派遣先でも柔軟にルールに従って仕事をしてきた
など。
最近は特にコロナ禍でTEAMSやZOOMが使えることは当たり前です。この辺りに抵抗があるだけで一気に内定から遠のくこともあるので職場で使う機会がなくとも勉強することをお勧めします。
派遣の職場見学で落ちないために効果的ななのは職場見学時の伝え方
ここまでの原因を見ていただいてわかると思いますが職場見学で落ちてしまう原因はほとんど伝え方にあります。
見学に行けている時点で経験やスキルについては合格ラインには到達しており、あとは最終的に活躍できることと、継続できることの2つが伝われば採用になります。
よく人事や職場見学をしている担当者と接して言われるのは、
「こんな短時間じゃわからない」
ということです。
実際にはわからない中で話を聞くので、
「活躍してくれるように思えた」
「継続してくれるように思えた」
などの
「どう思われたか・どのように伝わったか」
が大事です。
逆にお仕事を受ける方みなさんとしても、どの程度の経験を求められるのか、どんなスキルがないと出来ないのかはお話を聞いて判断すると思いますがわかりやすい説明であれば
「このお仕事ならできそう!」と
判断できますがただのデータ入力だったとしても、憲法がどうだとか、法律がどうだとか言われると「なんか覚えることがあるのかな」と不安を抱きますよて。それと同じです。
もちろん経験やスキルはあるに越したことないですが、仕事上で大切にされるのはスキルや、経験よりも実際に活躍してくれるかが大事です。
伝え方がうまい=コミュニケーションがうまい
特に事務系の派遣などはコミュニケーションを重視しているため伝え方が上手い方は未経験でも経験者を跳ね除けて採用されることはよくあります。
それだけ職場見学という土台に乗った後に見られていることは、伝え方の部分が非常に大きいということです。
スキルや経験は一朝一夕で改善できるものではないため職場見学の対策で、最短で最大の効果を発揮するのが「伝え方の改善」です。
職場見学を網羅的に対策したいという方へ下記の記事で詳細を解説してますのでよかったらどうぞ。
>>現役派遣営業の職場見学の網羅対策マニュアル【780人の内定実績】