派遣登録から就職までの流れ5STEP【未経験でも遠回りしないポイント】
この記事は、
初めて派遣登録をする方や、
そもそも登録するか迷っている方に対して、
派遣登録から実際に仕事が開始できるまでの流れを解説した記事です。
具体的には下記についてお伝えします。
- 派遣の仕組み・働き方やメリットは?
- 派遣登録からお仕事開始までの流れ
- 未経験でも最短で就職まで辿り着けるエッセンス
この記事を順番に読むことで、
派遣はついて全く知らない方でも一から派遣の仕組みやメリットを理解でき、
最短で就職できる派遣会社の選び方や、
登録作業で気をつけるべきポイントを知ることができ、理想のライフスタイルを築くための1歩になります。
✔︎記事の信頼性
2022年5月15日現在、大手派遣会社の現役営業として勤務しています。現在8年目。過去7年間で800人以上の派遣社員の方の就職を成約させた実績があります。ほかのどのサイトよりも現場のリアルな情報をお伝えしていきます。
目次
派遣登録の前に派遣の仕組みについて知っておこう
派遣が初めてな方は
「派遣が自分にとってベストな選択肢なのか」
「そもそも派遣ってどんな働き方なのか」
いまいち想像がつかない方も多いと思います。
派遣の働き方について少しお伝えします。
【派遣とは?】派遣の仕組みや、働き方の特徴を知ろう
派遣の仕組みを簡単に言うと、
「働きたい人と企業を繋ぐ仕組みです」
派遣で働く人はなぜ直接応募するのではなくあえて派遣会社に頼るのかというと、求人が選べて、アルバイトなどと比べて時給が高く、自分で応募するよりもトラブルが少ないからです。
お仕事が決まった際にはお仕事は派遣先のお仕事をしますが、雇い主は派遣会社になるので、お給料や就業規則は派遣会社に従うことになるのでブラックのようなサービス残業や、給与未払いなどのトラブルが無く安心です。
ちなみになぜ求人数が多く豊富な条件があるかというと、企業側の都合にあります。
派遣のお仕事は更新制となっています。だからこそ企業としては正社員を採用するよりもハードルが低く求人が出しやすいため求人数が多く条件も豊富となっています。
派遣の働き方の特徴としては下記のようなことがあります。
- 求人が豊富でたくさん選べること
- 採用ハードルが低く就職しやすいこと
- すぐに採用が決まりすぐに働ける
- アルバイトや契約社員で働くよりも給料が高い
- 責任やプレッシャーがかからないポジションが多い
もっと詳しく知りたいという方は下記の記事で詳しく説明していますので見ておくと良いかもしれません。
>>【派遣とは?】正社員やバイトとの違いやメリット・デメリットを解説
派遣登録がおすすめな人
派遣の働き方や特徴を利用して働けるので、具体的には下記のような方におすすめです。
- 未経験から事務職へ転職したい方
- プライベートを充実させたい方
- 家庭との両立を図りたい方
- 介護との両立を図りたい方
- 扶養枠内で働きたい方
- 子育てブランクから社会復帰したい方
- 個人事業主や起業準備のWワーク
- 仕事のプレッシャーから解放されたい方
- いろんな仕事をしてみたい方
- すぐに働きはじめたい方
正社員の話が来ても、プレッシャーのかからない派遣をあえて希望して正社員の話を断る人も一定数いるくらい派遣で働くことにこだわっている方もいます。それくらい働きやすいということですね。
逆に派遣から未経験で派遣からスタート企業から正社員の声がかかるということはよくあります。事務未経験から事務職をやってみたいという方には特におすすめです。
わざわざ派遣登録しないといけない理由
理由は2つあります。
- 仕事の紹介・マッチングのため
- 働き出しをスムーズにするため
順番に説明します。
お仕事の紹介・マッチングのため
派遣会社は、派遣先企業からもらった求人と、派遣社員が保有しているスキルや経験がマッチしているか見極めます。
アンマッチになってしまうと派遣社員が仕事が遂行できず居づらくなりますし、派遣先企業としても終わらせたい仕事が完了出来ずに困ってしまうからです。
そのためにあらかじめ職務経歴や保有スキルを登録してもらいます。
働き出しをスムーズにするため
お仕事が決まってから給料口座の確認や個人情報の確認などを行うと、確認に時間がかかってしまいスムーズに働き出せないですよね。
何百万人という人が動いているため、働き出しをスムーズにするために事前に登録してもらい登録が完了した人から仕事探しをできるようになります。
派遣登録するだけで仕事をしなくても良い?
派遣登録だけして仕事をしないというのはOKです。登録した後に仕事に応募して、企業と顔合わせをして採用が決まると初めて派遣で働くことになります。
派遣登録だけで得られるメリットはこれだけあります
- 非公開の求人が見られる
- 登録しておけばすぐに働きたい時にすぐ働ける
- 無料の研修が受けられる
仕事を探さない時は紹介をON・OFFにできる機能が各派遣会社で付けてあるのでOFFにしておけば特にデメリットもないので大丈夫です。
下記の記事で派遣登録するだけでできること・できないことを解説していますのでよかったらどうぞ。
>>派遣登録だけして働かなくてもOK【登録だけで出来ること・出来ないこと】
派遣登録から仕事が始められるまでの最短の期間
派遣登録をして実際に仕事を始められるまでの期間は最短で2日後です。
経験値やお仕事の条件にもよりますが、運が良ければ登録が完了した日に仕事の紹介があり、次の日に派遣先と顔合わせをして2日後にお仕事スタートというのが最短になります。
通常スムーズに行った場合は1週間〜10日後、
顔合わせで落ちてしまう場合は、その倍と時間がかかってきます。
この後具体的に最短で就職できるようにするためのポイントを踏まえて登録から就職までのstepを解説していきます。
派遣登録からお仕事開始までの流れ【最短就職5 STEP】
ここからは実際に派遣登録して仕事を探してみたいという方、派遣登録からお仕事開始できるまでの流れと最短で就職するためのポイントを解説していきます。
まず派遣登録からお仕事を開始するまでの全体像は下記の通り。
- 派遣登録する会社選び(5分〜)
- 実際に派遣登録作業をする(20分〜)
- お仕事に応募と社内選考(30分〜)
- 職場見学に行く(別日)
- お仕事の開始する
順番に解説していきます。
STEP1.派遣登録する会社選び
派遣でお仕事をする場合、派遣会社選びは重要です。派遣会社は日本には約38000社あるので、入口の部分で派遣会社選びに失敗しまうと求人数が少なくてなかなかお仕事がなかったり、就職までが遅くなってしまいます。
また営業力のない派遣会社に登録してしまうと、派遣先への交渉力が足りず、相場よりも低い時給で働くこととなったりとデメリットが大きいです。
実は日本の派遣市場の場合、上位の7〜8社で事務派遣求人を独占しているためそれ以外の派遣会社に登録してしまうとよほど地場で力が強いなどのイレギュラーがない限りは求人がないかと思います。
派遣会社選びに時間をかけすぎてしまうと、就職活動に割くための時間が削られてもったいないので、全国展開していて来社せずに登録を完了できる会社をピックアップしましたので、よかったらどうぞ。
>>来社不要でWEB登録できる派遣会社【スマホ1つで簡単登録】
少し時間をかけてでも自分にベストな派遣会社を選びたいという方には下記の記事で、選び方と検索の仕方を解説しています。
STEP2.実際に派遣登録作業をする
派遣会社選びができたら、次は実際に派遣会社に登録する作業です。
派遣会社への登録の手順は下記の通りです。
- ①派遣会社公式HPから登録ボタンを押す
- ②派遣登録方法を選ぶ
- ③個人情報を登録作業
順番に解説していきます。
①派遣会社公式HPから登録ボタンを押す
大手派遣会社の公式HPを下記に貼り付けておきます。
- リクルートスタッフィング
- パーソルテンプスタッフ
- ランスタッド
- アデコ
- パソナ
- スタッフサービス
- マンパワー
②派遣登録方法を選ぶ
大抵の派遣会社では、派遣手段を「対面」「電話」「WEB」の3つを用意しています。
おすすめの登録方法はWEBです。
対面の場合は、別日に予定を空けてわざわざ派遣登録会に行かなければならないので手間がかかります。
WEBだと下記の通り簡単で手間なく登録できます。
- すぐに登録できて時短になる
- 電車賃がかからない
- 24時間手続きの申請ができる
一応下記の記事で登録方法別の比較解説していますのでどうしても気になる方はどうぞ。
>>【派遣登録の方法3つを比較】方法別のメリットデメリットやポイントを解説します
③個人情報の登録
登録する情報は下記の5つです
- 住所や氏名、生年月日、国籍などの個人情報
- お仕事の希望条件
- PCスキル
- 職務経歴
- 写真
- タイピングスピード
派遣の登録作業にあたって大事なポイント伝えておくと「①PCスキル②職務経歴書③顔写真④タイピングスピードの4つが抜け漏れ無く入っていること」が大切です。(詳しくはSTEP4の社内選考で解説しています。)
作業とはいいつつも、ここで登録した内容を見て派遣会社はマッチングを行うので重要な作業になります。
派遣登録に基本的に必要な物は下記3つ
基本的には下記の3があればOKです。
- 顔つきの身分証(パスポート・免許証・マイナンバー)
- 顔写真(ジャケットを着て白い壁の前でスマホ撮影でok)
- 銀行口座番号(給料の振込先)
外国籍の方は、就労ビザなどが必要になったり、31日以下の短期の日雇い派遣を希望する方は、登録に必要な書類も変わってくるので下記の記事を参考にしてください。
>>【パターン別で確認】派遣の登録に必要なものとは? 【現役派遣営業が解説する】
派遣登録会に行く場合の服装
対面の派遣登録会に行かない限りは準備不要ですが、どうしても登録会に行きたいという方は、下記に沿って服装準備をすると良いです。
>>【画像付で解説】派遣登録時の服装や身だしなみで気を付けた方がいいポイントとは?【項目別に解説】
STEP3.お仕事の応募と社内選考
派遣登録が完了すると非公開求人が見られるようになり、実際に求人に応募(エントリー)できるようになります。
開設されたマイページから希望の条件で求人を絞って探す方法と、おすすめの求人から探す方法があります。
お仕事に応募した後は、
派遣会社内で社内選考があり選ばれた1名だけが派遣先との顔合わせに進むことができます。
エントリーをしたのに連絡がない場合には、社内選考で選ばれなかった可能性が高いです。
社内選考って何??
派遣法の定めで、派遣会社は1名の求人に対して1名までしか派遣先紹介することができません。(派遣先の面接の禁止)
そのため求人を希望する人が複数名いる場合には派遣会社内であらかじめ1名に絞ります。これを社内選考と言います。
社内選考で落とされてしまってなかなか仕事の紹介が進まないという方は、自分に合わないお仕事の選んでいる可能性が高いです。
対策は下記で説明していますので気になる方は事前に見ておくと良いかもしれません。
STEP4. 企業との顔合わせ(職場見学)
お仕事開始前の最後のステップで、企業との顔合わせの場を職場見学と呼んでいます。
職場見学は派遣会社の営業が一緒に同行してくれて、お仕事で求められていることや経歴説明の際に何を話して欲しいかなど簡単なポイントは教えてくれます。
職場見学の流れは下記です。
- ①派遣先からの仕事内容の説明
- ②スキルや経験の説明
- ③質疑応答
- ④働く職場の見学
派遣の職場見学は対策が必要
派遣先が面接禁止ということは、ほぼ採用?と思うわれる方もいますが、違います。
社内選考では1名まで絞られていますが、1つのポジションに対して複数の派遣会社から紹介者が来ますので実質選考のような形になりますので少し対策は必要です。
職場見学の対策については下記で解説しています。
>> 現役派遣営業の職場見学の網羅対策マニュアル【780人の内定実績】
職場見学が終わった後は意思確認をして採用連絡を待つ
職場見学が終わると基本的にはその場で意思確認が入ります。
派遣の場合は通常の面接などとは違ってあなたがお仕事をしてくれることを前提に派遣先企業との調整を行いますので、回答を待って欲しい場合にはあらかじめ伝えておいた方がいいです。
STEP5. お仕事開始
採用が決まったら後は、お仕事を開始するだけです。正式な開始日を定めて、初日の確認をすれば後は派遣先でのお仕事開始になります。
雇用契約締結の際には口頭で確認をして、後日自宅に契約書が届くパターンが多いです。特にサインをするなどはありませんので、手間がかかりません。
派遣登録から仕事開始まで最短で到達できる流れ
以上が、派遣登録から仕事開始までの流れでした。最短で仕事を開始するならば下記の流れで進めていくことをおすすめします。
- WEB登録可能で自分が働きたいエリアで求人の多い派遣会社に登録する
- 複数の派遣会社に登録して同時並行で進める
- 経歴・スキル・タイピングテスト・写真はしっかり入れておく
- 職場見学の対策をする
上記の流れで進めていけば最短で就職できます。最後までお読みいただきありがとうございました。