派遣と職場見学と面接の違い【一体何が違うの?】
この記事は職場見学と面接の違いを知りたい方に向けて書きました。
具体的には下記のような疑問に回答していきます。
「派遣で落ちた・・・職場見学って面接と一体何が違うの?」
「派遣で採用になるにはどうしたらいい」
✔︎記事の信頼性
私は2022年5月1日現在大手人材派遣会社の営業として勤務をしています。このテーマについては、最終的な判断は労働局が判断することとなりますが、現在業界で行われている実態の職場見学と解釈について派遣営業の私が説明していきます。
目次
派遣と職場見学と面接の違い【4つのメリットあり】
「落ちるなら面接と一緒でしょ・・・一体何が違うの・・・」
実質選考されて落ちるという意味では面接と同じです。ただ少し違います。
派遣の職場見学と面接の最大の違いを結論から伝えます。それは、面接は価値観含めて質問されるけど、職場見学はスキルや経験などの仕事の能力の質問がメインということです。
面接では志望動機や退職理由など
「何故そうしたのか?」
「何故そう考えたか?」
など価値観含めて質問されます。
一方で職場見学は面接と似ていますが、聞かれることとしてはスキルや経験について事実ベースです。
「エクセルの基本関数はできますか?」
「請求書の処理は月に何件くらいやってましたか?」
など単純な質問が多いです。
要は職場見学の方が質問が簡単で採用されやすいということです。
ちなみに面接と職場見学の違いはわかったけど、派遣の選考は禁止じゃないの?と思う方はたくさんいると思います。
なんで違法とならないのかは下記の記事で解説していますので気になる方はどうぞ。
>>派遣の職場見学で落とすのって違法ではないの?【2つのカラクリ】
面接と職場見学の違いはまだあります。細かく説明していくと下記の4つで職場見学には明確にメリットがあります。
- 1.質問内容が簡単
- 2.業務内容の事前説明がある
- 3.派遣会社の営業が同行してくれる
- 4. 職場見学の通過率は面接と比べてダントツ高い
1.質問内容が簡単【対策しやすい】
先程最大の違いとしてお伝えしましたが、派遣の方が簡単な質問しか来ません。
逆になぜ、正社員面接の場合はスキルや経験以外にも色々と質問が来るのでしょうか。
企業の目的の違いから説明するとわかりやすいので解説していきます。
✔︎正社員面接の場合
企業が正社員を採用する目的は、自社の直接雇用として長期間活躍し、働いてもらうことです。
長期間働いてくれるかどうかを見極めるには、単にスキルや経験があるだけでなく、価値観や考え方、人柄などが自社にマッチしていなければなりません。
だからこそ経験やスキルの質問以外にも
- 自社の経営理念にフィットするか?
- 志望動機
- 退職理由
など上記のような「何故そうするのか?や何がしたいか?などの個人の価値観や意志を問うような質問」で自社にフィットする人材を見極めていきます。
そうして本気度が高い人を採用しないとすぐに転職したり辞めてしまったりと採用した意味がないからです。
面接に向けて本気度高く考えぬいた人ほど長年働き、活躍してくれやすいことを企業は理解しています。
経験やスキルが高く即戦力として活躍してくれることに越したことはないですが、だからこそ志望動機や価値観を重要視して質問をすることがが多いです。
✔︎派遣の職場見学の場合
企業が派遣で採用する目的は、すぐに働いて欲しいケース、産休や育休などの誰かの穴埋め、即戦力、正社員が採用できないから派遣を使うなど、臨時的な採用が多いです。
長く働いてほしいことには変わりありませんが、お互い契約期間ごとに更新がある雇用なので、直接雇用と比べると短期〜中期間ですぐに活躍してくれるかどうかに重きを置いているケースが多いです。
そのため価値観を問う質問は少なく、スキルや経験についての質問が多く内容も具体的です。
- こういうエクセルが使えるか?
- 知識を覚えていけるか?
- こんな経験はあるか?
など実務に直結する具体的な質問がメインで頭を悩ませるような難しい質問はありません。
そのため自己分析が苦手な方や、自分が何がしたいかいまいちわかっていない人でも採用されやすいと思います。
2.業務内容の事前説明がある【ミスマッチが少ない】
面接の場合は一方的に質問されて終わることも多いですが、職場見学の場合は、しっかりと業務内容を説明してもらえます。
現場で一緒に働く担当者が説明してくれることが多いので働いてみて
「こんなハズでは、、、」
と思うことは普通の面接に比べると何倍も低いハズ。
面接だと企業に入社してから仕事内容が違ったと言うことも多々ありますが、職場見学の場合は事前に業務の確認ができて周りの人の雰囲気なども事前にわかるのでありがたいですよね。
3.派遣会社営業が同行サポート【対策しやすい】
面接は一人で行って心細い思いをしますが、職場見学では、必ず派遣会社の営業が同行してくれます。
事前に派遣先の業務内容や、経歴の説明の仕方、質問の対策などをしてくれます。
よく派遣先を理解している営業やベテラン営業が味方してくれれば、採用される確率も一気にアップしますし、企業わかっている営業が事前の対策をしてくれるのが通常の採用面接と違う部分ですね。
4.実際、職場見学の通過率は面接と比べてダントツ高い【内定が簡単】
通常の転職エージェントなどを使った面接では10人受けて1名受かるかどうかと言われており、採用率は5〜10%と言われていますが、
職場見学の通過率はおよそ20%〜50%なので
2〜10倍と程度高いです。
正社員を挑戦してなかなか内定がもらえない方も競合が少ないので、圧倒的に内定をとりやすいです。
【まとめ】職場見学は面接と違い内定になりやすいけど対策は必須
職場見学と面接の違いについて4つのメリット解説しました。
まとめると面接より職場見学の方が、通常の面接と比べて競合が少ないため通過率が高く、質問の難易度が低くサポートしてくれる営業もいるので内定が取りやすいのですが、それでも競合がいて2〜5人の内採用となるのは1名です。
下記の記事で対策について解説していますので、当日までに読んでおくといいかもしれません。
>>現役派遣営業の職場見学の網羅対策マニュアル【780人の内定実績】
最後までお読みいただきありがとうございまさた。