派遣の職場見学時の自己紹介のやり方【派遣営業のパターン別講座】
この記事では職場見学での自己紹介で職歴(スキルシート)説明のやり方を解説しました。
具体的には下記のような質問に回答していきます。
「職歴説明のポイントを知りたい」
「具体的な説明のやり方と例文を知りたい」「未経験の場合や職歴が多い場合などパターン別に知りたい」
など。
✔︎記事の信頼性
2022年5月6日現在、現役の派遣営業をしており780人以上の内定者を出したサポート実績があります。日々実際の職場見学を行なっている経験をもとに情報をお伝えしていきます。
目次
派遣の職場見学時の自己紹介のやり方【基本編】
まずは自己紹介(職歴・スキルの紹介)の基本的なやり方からお伝えしていきます。基本編は全員共通のやり方をお伝えします。
自己紹介って何するの?
自己紹介はスキルシート(派遣会社の用意する職務経歴書)に沿って職歴や自分のスキルを説明をします。
前提として職場見学の流れや目的を知らない方は、下記の記事から読んでから読むとよりわかりやすいです。
自己紹介で意識すべきポイントは相手に伝わるように話すこと
自己紹介では派遣先の担当者の方にあなたのお仕事がどんな経験をしてきて、どう活躍してくれるのか相手にイメージしやすいように話すことが大切です。
相手に伝わるように話すためのポイントは下記になります。
①結論から簡潔に話す(2〜5分)
聞かれてもいないことをダラダラと話す人はコミュニケーション能力が乏しいと判断されてしまうので完結に必要なことを話しましょう。
自己紹介にそのまま使用できる例文とテンプレを下部で説明していますのでよければ使ってみてください。
②ポジションの役割を明確にして内容を話す
どんな部署で何名体制だったか、その中で自分がどんな役割だったか、と言うなふうに部署の中での自分の役割を伝えた上で具体的な業務内容をお話しすると、どのように仕事をしていたか相手にイメージをしてもらうことができます。
③具体的な数字を持って説明すること
大切なのは経験したかよりも、実際に活躍できるかどうかです。
単に「○○を経験しました」だと経験したことはわかるけれども本当に活躍できるかわかりません。
例えば請求者の処理の経験者だとしても月に5件だけの人と、50件やっていた人だと全然適正が変わってきます。
経験があるのであれば
「前の職場では請求書の処理を月に50件程度やっていたので今回は40件で有れば問題なくできます。」などと具体的に話しましょう。
④業務に関連しないスキルや資格はあえて説明しない
業務に使用しない経験については伝えない方が良いです。業務に利用しないスキルを伝えてしまうと、聞いてないことをわざわざ伝えてコミュニケーションのロスになりますし、担当者からすると、そのスキルを活用するために今後また転職してしまうだろうと思わせてしまうからです。
また求めているスキルに対して優秀すぎる人が来てもやはり物足りなくなってやめてしまうのでは?と思われてしまうので同様の理由で求められているスキル以上のことは伝えないべきです。
このようなケースを業界ではオーバースペックと呼んでいます。適材適所が大切なので伝えたくなる気持ちもわかりますが控えた方が良いです。
派遣の職場見学当日に具体的に話すべき自己紹介内容について【実践編】
自己紹介の順番:職歴は古い方から話す
厳密な決まりはないですが、古い方から順番に現在に至るまでを話すのがオーソドックスです。どこを説明しているのかが相手もわかるように「下から何番目の○○企業では〜」などと補足を加えながら説明しましょう
自己紹介の内容:同職種・同業務、類似業務など活かせる経験を重点に話す
関係ない仕事のスキルがあっても意味がないので今回に直接活かすことのできるスキルや経験を重点的にお話ししましょう。
同じ職種の経験がある場合にはそこを伝えるとベストですが経験がない場合もあるかと思います。
例えば一般事務の経験しかなく、応募したのが営業事務で、営業のサポートや請求書の処理、見積書の対応などです。
必ずしも同じ職種の経験がなくても経験を活かすことは可能です。
社員のサポートも営業のサポートも似ていますし、見積作成の経験がなくても請求書の処理の経験があればその部分を説明しましょう。
また、全くの別業種や業界の場合は何を説明すればいいかわからないかと思いますが、下部で未経験の方向けの自己紹介のやり方も解説していますのでよかったら見てみてください。
PCスキルの説明の仕方
スキルが求められるお仕事の場合は経験と交えながらPCスキルの説明を行いましょう。
どこまで1人でできて、どこから助けが必要になるのか明確に説明しましょう。
PCスキル説明の例文
例えばExcelを使って集計した。だけだと1から作っていたのか、フォーマットがあったのかわからずどこまで仕事を任せていいのかがわかりません。
PCのスキルチェックはある?
事前に伝えられていない限り当日にスキルチェックをしていただくことはないです。
本来スキルチェックのような大々的な選考は行われませんが事前に派遣元から説明のあった上で行われるケースもあります。
関数を組む、などの高度なスキルチェックではなくPCのタイピングができるかなど最低限のチェックです。
退職理由は伝えた方がいい?【原則は伝えなくて良い】
退職理由については原則伝えなくて問題ないです。
ただし、1〜2年以内の期間での終了が続いている方や期間限定でお仕事が短く終了してしまっている人やは理由を説明した方がいいです。
詳しくはパターン別の自己紹介の解説で説明します。
志望動機は伝えた方がいい【伝えるとより良い】
適当な志望動機を伝えるのはかえって裏目に出るのでやめた方がいいですが、長く働きたいと思える理由があるのであれば説得力につながりますので、自己紹介の最後に「今回は○○が理由で志望しました」と伝えましょう。
伝えなくても大丈夫ですがら伝えると、「やる気があっていいな」とプラスになるイメージです。
自己紹介に向けた準備【経験を思い出しておく】
当日の職歴説明に向けてどのような準備をしておけばいいか解説します。
コミュニケーションが得意で当日の営業との擦り合わせ15〜20分ですらすらと話すことが整理できる人はそこまでの整理は不要です。
最低限今までどんな業務を行ってきたか一覧化しましょう。
一方で面接や職場見学に普段緊張するタイプの方はしっかりと明文化しておいた方が良い為、自己紹介の例文テンプレを下部に用意しましたのでよかったらご活用ください。
同職種・同業務の経験があればそこを重点に、具体的にどんな仕事だったかを思い出しておきましょう。
- 部課の人数
- 周りの人の役割
- 自分の役割
- 担当性かみんなで分担か
- メインの業務内容
- 類似業務の大体の件数など(1時間に何件、1日に何件、月に何件など)
これで準備はバッチリです。
派遣の職場見学時気をつけた方がいいパターン別のポイント【応用編】
自己紹介(職歴説明)の基本については前の章で抑えていただきましたが未経験で推せるポイントがない場合や、職歴が多すぎてどう説明すれば良いかわからないという方のためにパターンに分けて解説してしました。
未経験者が経験者に負けないための自己紹介方法
未経験者の自己紹介のポイント
最低限のPCスキルがあることを示した上でポテンシャルでカバーし頑張れる人であることを説明することがポイントです。
仕事に応じて大切なことは、経験があるかどうかよりも最終的に「できるのか」が重要視されています。
経験者であっても1〜10まで説明しないと行動できない人よりは、未経験だけど1度教えたら自分で考えて行動してくれる人の方が活躍できます。
未経験でも職場見学に行けたと言うことはスキルや経験値よりも、人柄やコミュニケーションに活躍を期待しているということでもあります。
最低限のPCスキルの伝え方
事務職ではどんな企業であればPCを使用して処理をします。どんな企業でも共通してExcelやワードを使っている一方で、企業特有の専用システムもあります。
さまざまなシステム化が進んだ営業でExcelができなくても専用システムやITツールを使用して仕事を進めることも多く、そちらの操作はどんなに経験があろうとも会社に入ってから覚えないといけません。
入ってから覚えるのであれば経験者であろうとも、事務未経験者であろうともスタートは大差ありません。
エクセルやシステムの使用経験があれば話す
PC慣れという意味で、在庫管理や、業者への発注、売上の入力など些細なことでも構わないので話しましょう。なぜわざわざ話をするかというとPCの操作方法がわからないという方もいるからです。
そういった意味で未経験の場合は、必ずしも実務で経験がなくともプライベートでPCを使っていれば話しましょう。
例えば
- Excelで家計簿を作っている
- パワポで年賀状をつくった
- PCでインスタに投稿する画像の加工をした
などPCを使用して何かをすることに抵抗なく取り組めるということがわかります。
両手打ちができることを伝える
ブラインドタッチができると尚良いですが、見ながらでも全然okです。PCの両手打ちさえできるのであればシステムやエクセルについては教えればできるようになると思ってもらえます。
職歴が多い・ブランクがある・短期終了している方の自己紹介の方法
短期間で転職をし職歴が多くなっている人は転職の理由を伝えましょう。
理由は派遣先として内心継続してくれるか不安に思っているからです。
「1〜2年ほどすると飽きがきてやめてしまうのでは?」
「前もスキルアップでやめたならうちの会社もスキルアップでやめてしまうかな?」
と何かあればすぐやめてしまう人なのでは?と疑いの目で見られています。
誤解を解くには、自ら転職の理由を伝えることで、伝え方のポイントは「今まではこういう理由で転職してきたけど今回はやめませんよ」ということを伝えることです。
具体例で解説します。
×badな流れ
1社目は新卒で営業を始めましたが、スキルアップのために退職しました。
2社目はコールセンターに就職しましたが事務に興味があったので退職しました。
今に至ります
このような説明だと行き当たりばったり感があり今この場では事務職を志望しているけど、スキルアップしたくなったらまた辞めるのか思われたり、別に興味が移れば辞めてしまうのだろうなと思われてしまいます。
◎goodな流れ
1社目は新卒で営業を始めましたが、向いていないと思い事務職を目指すために1年で辞めました。
2社目は事務職に就職したかったものの、営業自体はPCを触る業務がなく、いきなり事務の経験が難しかったためPC操作と内勤に慣れるためにコールセンターに就職しました。1年で1通りシステムやExcelの操作に慣れたので事務に挑戦するために退職しました。
今に至ります。
このような説明であれば事務に転職するためにしっかり準備して計画的に進めてきたのだという印象になります。
事務になりたくてやめたのに次にコールセンターに就職にしたことにも矛盾がなく信頼に足り増す。
職場見学の自己紹介で伝え切るのは難しい【質問も対策しよう】
職場見学の自己紹介ですべて伝えるのは大変難しく派遣先も理解しきれないことは必ず質問されます。
質問の対策に対して自己紹介で説明したことと矛盾が有ればネックになりかねないのでしっかりと対策していきましょう。詳細は下記で説明しています。
>>派遣の職場見学の際に質問されること・質問すべきこと【780人が内定した質問対策】
また職場見学見学の対策を網羅したいなら下記の記事でまとめていますので順番に読んでいくとわかりやすいかと思います。
>>現役派遣営業の職場見学の網羅対策マニュアル【780人の内定実績】